かぎや〜!


2009年8月5日


江東区花火大会(荒川下流で開催)を観ました。

ここの打ち上げをしているのが、江戸時代からの老舗「鍵屋」です。



鍵屋の創業は1659年。

奈良から出てきた初代が、火薬を葦の管に詰めて売り出したことが始まりだそう。


以降、鍵屋を継いだ子孫が研鑽を積み、享保年間、徳川吉宗の命で催された、

慰霊祭(大飢饉やコレラの流行によって出た多くの死者を悼む)で、

6代目が打ち上げを担当することになりました。


これが、墨田川花火大会へとつながっていくんですね。


やがて、両国橋を境に、隅田川上流を鍵屋からのれん分けした「玉屋」が、

下流を「鍵屋」が受け持ち、花火が打ち上がるたびに、

「たまや〜」「かぎや〜」と、

ひいきの花火師の名を叫んで盛り上げるのが流行るようになりました。


が、玉屋が火事を出したことでお江戸払いとなり、初代で断絶に。


今も、「たまや〜」というかけ声だけは残っていますが、

両家が競ったのは、江戸時代の30数年だったそうですね。



ちなみに、江戸時代の花火は光を楽しむもので、

赤や青、緑などの色がつくようになったのは、明治以降のことだそうです。


花火師の歴史や広がり、現在へ続く工夫や挑戦。

一瞬の美しさに懸ける、という心意気が、かっこいいですね。

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katuo,ari sasaki