モツ焼きウオーズ 〜立花屋の逆襲〜


2016年6月9日


夫、ささきかつおの新刊見本が届きました。
『モツ焼きウオーズ 〜立花屋の逆襲〜』(ポプラ社)

ささき かつお作、イシヤマ アズサ絵

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タケルの家は、立花商店街にある「モツ焼き立花屋」。長らく常連さんに愛されてきた店だ。

とはいえ、ショッピングモール化計画によって、商店街にあった店は次々に立ち退き、いまや残っている店は立花屋だけ。ショッピングモール推進派からのいやがらせが、日に日にひどくなっていた。

そんな折、タケルは宿題で家族の歴史を調べることになる。

一家と関わりのあるなぞの人物・ババ様の正体や、立花家の先祖、家族の秘密などがだんだん明らかになってくると同時に、ショッピングモール推進派との対決がせまってきて……。

一言でいえば、痛快エンターテイメント作品です。

身内が言うのもなんですが、それぞれのキャラが立っていて、魅力的。立花屋がどんどん不利な状況に追い込まれていくなか、どう攻防するかが見物です。

なんとなく、現代は空気を読み、自分を守ることで精一杯な時代のように感じるので、体裁など考えず、ストレートな気持ちで好きな人や場所を大事にしようとする物語を読むと、胸が熱くなります。

こうした人情はファンタジーかもしれませんが、それでも、どこかにこんな人たちがいるかも、自分もその仲間になれるかも、と思えることが、ファンタジーを読む醍醐味であり、今を生きる小さな希望になるように思います。

書店には、6月15日から並ぶ予定です。この日は、「オウム・インコの日」なんですよね。ハピさんが後押ししてくれているのかなあと、思ったりして……。

katuo,ari sasaki