それでいいのだ!


2011年8月5日


息子はよく泣くので、よくからかわれます。

よくからかわれては、また泣きます。

言いたいことも言い返せず、

胸にいっぱい気持ちをためて帰ってきます。


先日、マンションの上からながめていると、

どうやら、またからかわれている様子。


帰ってくるなり、ぐっと歯をくいしばって、泣き始めました。

自分より年下の子たちに、弱虫だというようなことを言われたらしい。


まあ、昔からよくある光景なんですが……。


いつもなら、余計な心配をしすぎてしまうところですが、

今回は、つい、ほえてしまいました。


「そんな集団でしかモノを言えないような奴らにひるむこたぁない!

一人に向かって、複数で調子にのって言うほうが、

よっぽど弱虫だし、ひきょうなんだから。


君は一人で、そんな言葉を受け止めたんだから、

十分強いし、大きいよ!


それに、泣くから弱いわけじゃない。

君は「もっとこうなりたいのに」って

くやしく思うと涙がでちゃうんだよね。


もっとこうなりたいって、くやしく思うことは、とてもいい。

成長のエネルギーになるからね。


だから、きみはそれでいいんだよ。

泣きたい時に泣けばいいし、怒りたければ怒ればいい」



これまで、親として、どんな言葉を息子にかけるのがいいのか、

迷い、悩んでを繰り返してきました。


低学年の時、息子は担任の先生から、

「泣くのは良くない。泣かないように、がまんしなさい」

と言われていました。


私は、トラブルがあった場合、

たいてい相手の子の気持ちを想像して解説していました。


でも、それじゃあ、息子の気持ちの行き場がなくなるんですね。


息子は言います。

「泣きたくなくても、涙が出てきちゃうんだ」と。


私の浅はかなイメージによる”正しい大人”の立場で語った言葉は、

かえって息子を追いつめていたようです。


今回は、”いい大人”の枠をはずれて、

ただ話を聞いて、くやしがったり、怒ったりしたところ、

息子がほっとした表情を見せました。


息子は強くならなきゃと、背伸びをしていたのでしょう。

そして、背伸びをしていたのは、私も同じだと、気がつきました。


「正しい大人」なんて、どうでもいいや。


息子と一緒に成長していけばいいんだ。


今、すごく、楽になれた気分です。

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katuo,ari sasaki