Xデー


2011年12月20日


とうとう、その日がやってきてしまいました。

小4の息子が帰るなり、「Wさんちはね、お父さんがサンタだったんだって。うちもお父さんとお母さんがサンタなんだね」

ばれてしまったか。しかたがないと、うなずくと。

「やっぱり、そうだったんだ……」

え!? 半信半疑だったの?まだ否定してあげといたほうが、よかったかしら。と、後悔していると、息子がぽろぽろと泣き始めました。

私はあわてて、聞きました。「おとうさんやおかあさんがサンタだとわかって、ショックだった?」

息子が首を横に振ります。「うれしくて、感動しているの。お父さんとお母さんが、どんなにぼくのことを思ってくれているか、わかって……」

思わず、もらい泣きしてしまいました。親冥利につきます。

しばらく泣いた後、息子がまた聞いてきました。「お母さんたちは、いつ、サンタになりなさいって、言われるの?」

え!? どうやら、親がサンタになるのは、国家政策、もしくはサンタさんからの委託かと思ったらしい。

「だれからも、いわれないよ。親はみんな、子どもに夢をあげたいんだよ。きみも大人になったらわかるよ」

それから、またひとしきり泣いて、ぽつり。「高価なプレゼントを買ってもらうと、年末になると、お金がなくなりそうだなあって、心配になっちゃう」

ああ……、親の懐が心配になるなんて、かわいそうに。

「だいじょうぶ。1年かけて、がっつり稼ぎます。お父さんもお母さんも、がんばるよ!」


そして、夜。ふとんに入りながら、「Yくんちは、本物のサンタがきたんだよ。マンションの1階だから、サンタが入れたんだね。サンタさんは、どうして、子どもがいる家だって、わかるんだろう?」

え??

どういう理解をしているのですか?

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katuo,ari sasaki