ありold diary

門出

親戚の結婚式に、夫が出席してきました。

写真は、披露宴でいただいてきたものの一つ。

火を灯した後、ふたを閉めると、メッセージが浮かびあがってきます。

ロマンチックな演出ですね。


花嫁はダンサーで、プロ野球チームのチアをやっています。

お色直しで席を立ったと思ったら、チアの衣装に着替えて再登場。

仲間とともにキレのいい踊りを披露して、会場をわかせたそうです。


最前列にいたおじさんは、目の前で、ばっかんばっかん足が上がるのを見て、

鼻血が出そうになったとか……。


ともあれ、楽しくあたたかな式&披露宴だったとのことです。

二人のプロフィールに、「人生は……」という質問の答えがありました。


花婿「人生は、計画的に」

花嫁「人生は、ケ・セラ・セラ」


なんて、いいバランス!

この二人なら、きっと、山も谷もうまく越えてゆくことでしょう。



太郎さんち

取材で南青山へ行ってきました。


待ち合わせ場所にかなり早く着いてしまったので、

周辺をぷらぷらしていると、ちょっと異質なお庭に出逢いました。


入ってみれば、岡本太郎記念館

岡本太郎さんがアトリエ兼住居として生活したお宅が、記念館となっているのだそうです。


入場料を払うと、

「カメラをお持ちでしたら、自由に撮影して結構です」

という太っ腹な言葉をいただき、喜んでシャッターを切りました。


室内に置かれた作品もいいのですが、お庭の立体がとてもいい!

作品に草が生えていたりして、年月を経て自然と一体になっている感じが

またおもしろいんです。


頭で考えるより、とにかく圧倒的ななにかを“感じさせる”、

というのが、すごいですね。


作品が強いパワーを放っているのでしょう。

心に、ずんときました。



タイムマシン

小学2年生の息子の夢は、「科学者になる」ことです。


科学者になりたい理由は、私と夫にしか言いません。

ここだけの話で言いますと、

「タイムマシンを作って、亡くなったお友だちを助けにいく」

ためだそうです。


幼い命が亡くなったことを知ったとき、私はむやみに動揺するばかりで、

なにも考えられなくなりました。


でも、息子は持てる知識をかき集めて、自分はどうしたらいいのかを、

ずっと考えていたのです。


そう考えさせてくれたのは、亡くなったお友だちでした。


だれにでもやさしかった彼の生き様が、息子をつき動かしてくれたのだと思います。

息子の心に、輝く種を残していってくれたお友達。

そして、その種を育てていこうと思っている息子。


二人に、私は教わりました。


悲しみ、苦しみに立ち止まったとしても、

やはり、先へ進まなければならないのだと。


私自身、いつ消えるかわからないけれども、

この世にいる限りは、やるべきことがあるのだと。


状況は変わっていくけれど、

“今の自分”ができることはなんなのかを、

探り続けなければならないのだと。


大切なことを教えてくれて、ありがとう。



魔法の杖

息子はやたらに棒を拾ってきます。


玄関にどんどんたまっていくので、処分するのですが、

必ず「なんで勝手に捨てたの!」と怒ります。


「だって、邪魔なんだもの」

というのは、母の言い分。


息子にとって、それは棒であって、棒ではないのです。


釣り竿であり、ピストルであり、バズーカー砲であり、

アリの家を作るドリルであり、秘密基地の一部であり、指揮棒であり……と、

無限の働きをするツールなのです。


まさに、魔法の杖!

棒1本からいくらでも発想の広がる息子が、うらやましいぞー。


希望のダメだし

「童話サロン」が終了しました。


今回の作品はタイムトリップを扱っており、私にしては複雑な構成を考えていたので、

なかなか筆が進まず、もやもやとした気持ちを抱えておりました。


出品についても迷っていたのですが、見切り発車してよかったです。

出品した御陰で、みなさんから感想をいただけたので、

今後の展開に活かすことができそうです。


書いている時は、この世界にどっぷりはまっているので、

客観的に見るのがむずかしくなることがあります。

自分の作品を俯瞰的に見る力がついていないせいもあって、

これでいいのかどうか迷い、進めなくなるのです。


なので、他の方の意見は希望の光です。


産み落とした作品は少しでも良いものに育てあげたいので、

ダメ出しをいただければいただけるほど、ありがたく、うれしいです。


貴重なご意見をくださったみなさま、本当にありがとうございました。

今後も遠慮なく、ビシバシ、愛の鞭をお願いいたします!



ぐみの実とおじいさんの山

ぐみの実がなっているのを見つけました。


「これ、食べられるんだよ」と、息子とその友だちに教えて口に入れると、

まだ熟れきってなかったらしく、えぐみで舌がビリビリしました。


息子たちはあわてて「ぺっぺ」と吐き出し、口直しにお茶をぐびぐび。

ま、なにごとも経験です。


私が初めて、ぐみの実を食べたのは、小学3年生の頃。


新興住宅地の真ん中に残された、里山でのことでした。

その山を所有しているおじいさんが、この実が食べられることを教えてくれたのです。


本来なら、勝手に入ってはいけない土地だったのですが、そこは子どものこと。

大人が入らないことがかえって魅力となり、

しょっちゅう立ち入っては、遊んでいました。


山の中には野良仕事の休憩小屋があり、私はそこで、おじいさんと出逢ったのです。

どんなことを話したのかは覚えていませんが、

夕陽を背にしたおじいさんの姿が焼き付いています。


やがて、私が中学生になった頃、その山は鉄線が張り巡らされて入れなくなりました。

聞いた話では、所有者であったおじいさんが亡くなったということです。

数年後、山はなくなり、跡地にはマンションが建ちました。


景色は大きく変わりましたが、今でも、私にとってあの土地は「おじいさんの山」なのです。



小さな世界

息子の小学校のPTAは委員会制でなく、ボランティア制をとっているので、

図書室の整理&修理や、PTA広報紙の製作、お祭りなど、

PTAで行う活動は基本的に強制ではなく、

「やりたい」と手をあげた有志で行っています。


なかでも学校の敷地内および、学校前の道路で花を育てる

「花と緑ボランティア」活動は花好きの校長先生が立ち上げたもので、

活動3年目となった今年は、学校がたくさんの花であふれました。


昨日はその活動日だったので、校長先生のご指導のもと、

保護者有志で新しい花を植えたり、枯れた花を除いたり、

土を養生したりという作業をしました。

花が長く咲き続けるには、花がらを摘み取るのがいいと教えていただき、早速、実践。

プチプチと花がらを摘んでいると、種ができているものがあったり、

葉の蔭になにかの幼虫がいたり、小さな蜂が飛んできたりと、いろいろな発見がありました。


プランターという小さな世界でも、生まれ育ち、

次世代の種を残すという無限の営みが行われているんですね。

生命の豊かさに触れて、うれしくなりました。





ムシさんと、いっしょ

半袖の時期になると決まって、観察ケースを抱えて登下校する少年達が出始める。


授業中の観察ケース置き場は下駄箱の上。

ひっそりとした昇降口で、かさこそ、小さな音が聞こえてくる。


休み時間になると、少年達は観察ケースを抱えて校庭へ。

生き餌を捕獲し、myカマキリに与える。

そして、下校。帰り道でも、生き餌を与えるのだ。


息子も目下、ムシに夢中。

何人かの友だちと「アリの巣タワー」やら、

「ダンゴムシ牧場」やらを校庭の隅に作り、

給食のパンを与えたりして、かわいがっているらしい(本人談)。


昨日は自治会の除草作業で敷地内の草むしりをしていたのだが、

いつのまにか、ダンゴムシ探しに変わっていた。


もう少ししたら、カブトムシやクワガタで盛りあがるんだろうな。

夏とムシと少年は、切っても切れない関係なのである。

ari sasaki