日本児童文芸家協会60周年 その3


2015年4月11日


日本児童文芸家協会創立60周年記念誌『きょうも、書いている。』(非売品)が発行されました。

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時代背景とともに協会を追っていくと、児童書の変遷も見えてくるので、ある意味、児童書界の60年がぎゅっと凝縮された読み物になっていると思います。

そして、記念展覧会「物語をつむぎつづけて 絵本と童話のいままでとこれから展」も、残すところ2日となりました。広報委員会が、特設サイトに次々と新着情報をアップしてくれています。

私からも、5階で展示されている児童雑誌について追加情報。5階では、小学館の学年別雑誌や少女向け雑誌なども展示しています。

学年別雑誌は大正時代に創刊され、戦時中は「良い子の友」や「少國民の友」に統制されましたが、昭和21年に復刊。

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学習ページもありつつ、マンガや読み物の多い娯楽雑誌として人気を博したそうです。当協会の作家たちも多数、読み物を執筆していました。内容は、伝記や再話が多く、創作は少なかったようです。


少女向け雑誌としては、小学館「女学生の友」や、講談社「なかよし」の付録誌などを展示しています。

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いずれも戦後まもなく創刊されました。少女マンガ月刊誌として今も残る「なかよし」は、当時は絵物語、マンガ、グラビアの3本柱で、絵物語に、協会の作家であった三谷晴美(瀬戸内寂聴の当時のペンネーム)や、吉屋信子の少女小説、村岡花子の翻訳小説などが掲載されていました。

これらを読むと、作家たちの通ってきた道がわかります。

私も今の仕事をひとつひとつ丁寧にやっていこうと、思ったしだいです。

展示は4月12日午後5時までです。




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