つらい、苦しい気持ち


2019年8月27日


掃除機が、「ピピピピピ」と鳴って、止まる。

見れば、「掃除機を掃除してください」という表示。


毎回、たまったゴミを排出しているのに、なんで?


スイッチを入れ直して使っていると、また「ピピピピ」。

なんだろう、壊れたのかな?


調べてみると、パーツをはずして洗う必要があるとのこと。


そうだったんだ……。

わたしは、きみの苦しさに気づかず、

「ゴミはたまってないよ。気のせいだよ。がんばれ」

って、押しつけてた。

ごめんね。


そう、つぶやいて、ふと思いました。


これは、人に通じるな、と。


本人が「もう、いっぱいいっぱいです」と心の中で叫んでいても、

まわりは気づかない。


いや、気づいていても、ズレている。

「ほら、こうしたらどう? これでいいんじゃない?」

対処しているつもりで、

実のところ、相手の苦しさ、つらさの解消には、

まったくつながっていない。

むしろ、追い込んでいる危険さえある。


本人は、なにがつらいのか、どうつらいのか、

的確に言葉で表すことができなくて、それがまた苦しくなる。


つらさ、苦しさの原因を言葉で表せたら、

追いつめられるほど苦しくはならないのでは?


気持ちを言語化することって、本当に難しくて、

でも、できたら、自分を助ける力になるのにな。


わたしは子どもの頃から、ずっとそう思ってきました。

だからこそ、児童書の作家になったのだと思います。


(そうそう、そういう気持ち。わたしだけじゃなかったんだ)

と、読む人に少しほっとしてもらいたいんです。


だから、できるだけ希望のある展開にしたいと思っていますが、

人それぞれ求める展開が違うので、ホント難しい……。


とにかく、求めている人のところに、気持ちに合う本が届くよう、

そんなしくみができたらいいなあと、切望しています。

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katuo,ari sasaki