ようこそ、ペンション・アニモーヘ


『ようこそ、ペンション・アニモーへ』

作 光丘真理 絵 岡本美子 (汐文社) 1400円+税

pension


新菜の一家はペンションを開業するため、山奥に越してきた。

都会に暮らしてきた新菜は、山の暮らしに不安になる。

けれども、露天風呂つきのペンションは居心地よく、

少しずつ山の暮らしに馴染んでいく。


そうして迎えたお客さん。

どの人もちょっと変わっていて、動物のよう………?



うっそうとした木々。

足もとに落ちる木もれ日。

さわやかな草花の香り。

それに加えて、ペンションで出される食事がどれもおいしそう。


読んでいるだけで、心地よくなり、お腹がすいてきます。


ユニークなお客さんは、それぞれに悩みを抱えています。

けれども、新菜たちのもてなしのおかげで、

もう一歩踏み出していくのです。


「山が笑う」

「星も大地も山も森も、人も動物も……、みんな大きな宇宙の中で生きている」

など、心に響く名言も。


お客さんたちの心が晴れていくのと並行して、

読み手である私の心の淀みもなくなっていくようでした。



ari sasaki