金色のキャベツ


『金色のキャベツ』

作・堀米薫 絵・佐藤真紀子 (そうえん社)1200円+税

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塾にピアノに、英語の検定試験にと、やることに追われる風香。

気持ちがささくれだち、ママに反抗的になったとき届いたのは、

とりたてのキャベツでした。


送り主は、おじの仁ちゃんから。

仁ちゃんはいっしょに暮らしていた時期があり、

風香が特に親しみを感じていたお兄ちゃん的存在でした。


その仁ちゃんが育てたキャベツを見て、

風香は思いきって、仁ちゃんのいる鹿狼村へ出かけました。


出会ったのは、風香と同じ年の拓也や、キャベツ畑で働く人々。


キャベツを育て収穫する作業は、思いもしないほど手間がかかります。

一方で、キャベツ畑の美しさや、とれたてのキャベツのおいしさなど、

農業の魅力も感じ、風香は精一杯、みんなの作業を手伝うようになります。


風香はキャベツ畑で働いた3日間で、大きく成長します。

それも、まわりの人を巻き込んで成長していくのです。


農業の厳しさと喜び。

そして、ひとりの行動が、停滞していた空気を変える瞬間。


ひとつひとつのピースが少しずつ動いて、人生の化学反応をもたらす、

そんな人々のドラマが描かれています。














ari sasaki