黒猫さんとメガネくんの初恋同盟


『黒猫さんとメガネくんの初恋同盟』

秋木真・作 モコ・絵 (角川つばさ文庫) 640円

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使い古された言葉でいいますと、

「友だち以上恋人未満」のストーリーが好きな女子には、たまらない設定。


「恋に恋している」中学2年生の恋物語として、王道を行っていると思います。


主人公は、どちらかというと、目立たないタイプの優人(ゆうと)。

そんな彼が、ひょんなことから、クラスで浮きまくっている椎名さんの

恋を応援することに。


椎名さんの趣味は黒魔術で、あだなは「黒猫」。

「いつも町内の黒猫を従えていて、使い魔として使役しているらしい」

というウワサがたち、同級生から不気味がられています。


椎名さんの恋の相手は、優人の親友の航(わたる)。

航はサッカー部で活躍するイケメンで、男子からも女子からも人気があります。

ただでさえ、ハードルが高いうえ、航はオカルトが大の苦手だから、

椎名さんとの距離を近づけるだけでも難題です。


優人もはじめのうちは、ちょっと引き気味だったものの、

だんだん椎名さんのいいところに気がついて……。


空気を読むのを良しとする日本社会で、しかも「みんな同じ」を良しとする中学校で、椎名さんのように自分の好みを通したら、たいていは孤立するでしょう。


一方で、自分のポリシーを貫く姿勢はかっこよく見え、憧れる人も多いはず。

目立たないように、他の色に埋没するようにして生きてきた優人にとって、椎名さんは、自分にはない強さを持つ人と映るのかもしれません。


「女子力」なんて言葉にとらわれず、自分の好きな道を行く!


日々、がんばっている女の子全員を応援するストーリーです。























katuo,ari sasaki