白い自転車、おいかけて


『白い自転車、おいかけて』

作 松井ラフ、絵 狩野富貴子 (PHP研究所) 1100円+税

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新しい自転車を買ってもらってから、

おねえちゃんはゆかを家に残して、遊びに出かけるようになりました。


ゆかは、さみしくてたまりません。

以前のように、おねえちゃんと遊びたいのです。

そこで、ゆかは、おねえちゃんの自転車の鍵をかくしてしまいました……。


頭ではわかっていても、心は納得できない。

さみしい気持ちが先に立って、わざわざ怒られるようなことをしてしまう。

ゆかの心の動きは、だれもが経験することでしょう。


ゆかのさみしさ、自分を責める気持ちに、

胸の奥がチクチクしました。


確かに子どもの頃、こんな風に悩んだりくやんだりしていたと、思いだしたのです。


子どもは気持ちを表現する力が未熟なため、一人で抱え込んでしまうんですよね。


子どもの心の寄り添い、大丈夫だよと言ってくれる、

とてもやさしい物語です。












ari sasaki