ぱんぱんあーん


こどものとも 0.1.2『ぱんぱん あーん』

すとうあさえ 文  堀川理万子 絵 (福音館書店) 389円+税

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絵本は年齢が下がれば下がるほど、創作がむずかしくなります。

幼ければ幼いほど、経験値はもちろん、理解できることも、語彙も少なくなるので、

表現できることがしぼられてくるのです。


赤ちゃんがわかるもの、それでいて感覚を刺激するもの。

とてもむずかしいお題です。


すとうさんがモチーフにしたのは、サンドイッチ。

サンドイッチの絵本表現はやり尽くされているような気がしましたが、

さすがはすとうさん。

そうきたか!と、思わずひざを打ってしまいました。


ぱんぱん あーん

と、パンが口を開けて、

「ウィンナーさん、レタスさん、おはいんなさい」と、呼び寄せるのです。


呼ばれた具材が、飛んでやってきて、

おいしいサンドイッチのできあがり!


この繰り返しで、いろいろなサンドイッチができあがっていきます。


呼びかける言葉が、耳に心地良く響きます。

仲良しさんを呼ぶようであり、

お母さんが子どもを抱きしめるようでもあり。

とにかく、ほっとして、やさしい気持ちになるのです。


おいしいものと、安心感。

赤ちゃんにとって、うれしいものが詰まっていて、

なんども読みたくなる本です。







ari sasaki