流れ星☆ぼくらの願いがかなうとき


『流れ星☆ぼくらの願いがかなうとき』

白矢三恵 作、うしろだ なぎさ 絵 (岩崎書店) 1200円+税

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ぼくの願いは、野球チームのレギュラーになること。

でも、メンバーには地元で有名な選手もいて、

コーチにほめられたこともないぼくが入る可能性は低い。

ある晩、ゆっくり流れている星に向かって願ったら、

なんと、流れ星がやってきた!


願いをかなえたいのは、流れ星も同じ。

そして、ぼくにライバルがいるように、流れ星にもライバルがいて……。


人と同じく、星にも得意不得意がある。

願いを早くかなえる者がいれば、そうでない者もいる、

という設定に説得力を感じました。


かなえたい夢や目標に向かうとき、まわりの人が自分よりも優れているように思えて、萎縮してしまうこともあるでしょう。

主人公も最初は自信を持てないでいましたが、流れ星のおかげで気持ちの持ち方が変わっていきます。


読みながら、我が身に重ねる気持ちになりました。


そうだよ、夢をかなえる方法って、人それぞれにちがうもの。

一直線に短期間で夢に到達する人もいれば、

長い時間をかけて、さまざまな経験を積みながら到達する人もいる。

きっと、それはその人に合った道のりなんだろう、なんてことを思いました。


私は自分では遠回りしていくタイプだと思っていますが、

あのときの経験が今役立っていると思うことが多々あるので、

実は遠回りではないのかもしれません。


夢に向かって努力していれば、その人らしい道が拓けてくるもの……。

本書を読んで、よし、がんばるぞ!と、力が湧いてきました。


がんばっているすべての人を、応援してくれる物語です。












ari sasaki