給食室のはるちゃん先生


『給食室のはるちゃん先生』

光丘真理・文  (佼成出版社 1300円+税)

33125476


予算の都合から、学校栄養士を採用しない地域もあると聞きます。

でも、給食は子どもたちにとって大事なもの。

私の息子なぞは小学校入学当初に、給食のおいしさに感動し、

毎日、給食目当てで登校していました。


学校へ行く意欲にも関わるのですから、給食って重要ですよね。


もちろん、子どもとしては給食はおいしくあってほしいし、楽しく食べたい。


そんな子どもたちの思いに応え、さらに、栄養バランスや、食べることの大切さまで伝えようと、学校栄養士のはるちゃん先生は考えました。


本書では、はるちゃん先生の子どもの頃から、学校栄養士になった理由、

どんな風に新しいことに挑戦していったのかが紹介されます。


学校栄養士の仕事や、給食にかける思いを知ると、

給食は教育の一つの学科なのだと、よく理解できます。


読みながら、以前、海外赴任した友人の話を思い出しました。


海外にいると、小学校で食器の片づけや、掃除のし方まで教えてもらえるって、

大切だなと思う、と。

海外の小学校には、給食も掃除の時間もないところが多いのでしょうか?


本書を読むと、食べながら知識を深めることができるって、

ぜいたくだなと、あらためて思います。


はるちゃん先生がアイディアをどんどん形にしていく様子がすてきで、

仕事への姿勢を学ぶ気持ちにもなりました。


プロフェッショナルは、課題にぶつかったら柔軟に考え、

できることから次々に実行していくのですね。


知っているようで知らなかった給食の世界をたっぷり味わえる一冊。

親子で読んでもらえたら、気がつくことがたくさんあって、会話がはずむと、思います。


ari sasaki