いとをかし!百人一首4


『いとをかし!百人一首 届け!千年のミラクル☆ラブ』

光丘真理/作 甘塩コメコ/絵(集英社みらい文庫)620円+税

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定家じいちゃんの具合が悪くなり、

雲行きがあやしくなった3巻からつづく、シリーズ4巻目。


定家じいちゃんにはずっと恋こがれていた人がいて、

その人に会えなければ、くちてしまうという。


タイムスリップができるようになった謎が明かされたが、

定家じいちゃんの様態はますます悪くなるばかり。


スズとナリは、定家じいちゃんを助けるために、

再び「とき道」を通って過去へ行く。


しんみりした始まりとなったが、

過去へ行けば、小野小町の男前ぶりが発揮されたり、

ナリのご先祖さまたちとの珍妙なかけあいがあったり、

笑いどころ満載だ。


いっぽうで、ナリにあこがれ、ただついていくだけだったスズも、

自分なりに百人一首に向き合うようになるなど、

ふたりの成長もみられる。


いまも読まれる「百人一首」。

その魅力がよくわかるラストだった。







ari sasaki