たべられないよ アレルギー


『たべられないよ アレルギー』

脚本/井島敦子 絵/鈴木幸枝(童心社)

9784494080090

 

この紙芝居は、食物アレルギーについて子どもたちにも正しく理解してもらい、「アレルギーの子もそうでない子も安心していいよ」というメッセージを伝える目的で作成されたそうです。


 ハヤトはちょっとだけ牛乳がついた手で、ケーキを分けてあげました。

 すると、食べたユリちゃんが、くるしそうに咳をしはじめました。

 ハヤトはびっくりして、ドキドキハラハラ。

 保育園の先生はアレルギー反応を起こした子の様子を見て、エピペン(アドレナリン自己注射薬)を注射し、体に血が回るように足を高くして寝かせて救急車を呼びました……。


 物語は子どもたち、先生とのやりとりで進んでいきますが、演じ手用に詳しい解説も記載されているので、聞き手の年齢によって、解説の度合いを変えることができそうです。

 

 また、まわりの人の対処方法も物語で描かれているので、いざという時、私もただおろおろするのでなく、しっかり対応できそうだと思いました。

 

 紙芝居だと、みんなでいっしょに理解できるので、とてもいいですね。

 

 脚本を書かれた井嶋敦子さんは小児科医であり、児童文学作家でもあります。

 医学の知識を子どもたちにもよくわかる物語として伝えられるのは、井嶋先生だからだと思います。

 

 この紙芝居から、食物アレルギーの理解がもっと広まりますように。


 

 

ari sasaki