しょうぶだ しょうぶ!


『しょうぶだ しょうぶ! 〜先生 VS ぼく〜』

野村一秋/作 ささきみお/絵 (文研出版)1200円+税

32971385


登場するのは、ガミガミどなってばかりいる先生。


読んですぐ、「うん、いるいる」と、具体的な顔が思い浮かびました。

子どもの言い分はちっとも聞かないで、一方的に“正しいこと”を押しつけてくるんだよね。

ああ、やだやだ。


と思っていたら、先生の怒りに主人公のイサムが反発しました。

「すぐに、『うるさい』って、いいすぎなんだよ。先生のほうが、ずっと うるさいくせに。」


ここで、私は「よく言った!」と、膝を打ちました。


イサムとガミヤマ先生がにらみ合いになったとき、入って来たのは隣のクラス担任ともこ先生。

どっちにも言い分があるから、仲直りするのはむずかしそうね。

ということで決まったのが、

3回勝負して勝った方が負けたほうに注文できることにしよう!


さて、ふたりはどんな勝負をするのでしょう。


この過程がおもしろいんです。


この物語は子どもはもちろん、先生にも読んでもらいたいなーと思いました。


いまの先生は業務に追われて大変そうですが、

机に向かってばかりいたら、子どもと心の距離が開いていくような気がします。


とはいえ、やるべきなのは子どもと向き合うのでなく、子どもと同じ方向を見ること。

向き合うと、対立してしまいがちですもんね。

同じ方向を見たら、互いの思いに気づくことができるかも、なんて。


それは、親である私にも言えることですね。


まずは、息子といっしょに本書を読んでみようかな。




ari sasaki