いとをかし!百人一首1


『いとをかし! 百人一首1 平安時代へタイムスリップ』

光丘真理/作 甘塩コメコ/絵(集英社みらい文庫)609円

白状してしまうと、百人一首は古典の試験の印象が強く、いまひとつ好きになれませんでした。

がしかし、本書でイメージが一新。

おもしろい〜。

あぁ、わかる、わかる。

と、共感するまでになりました。


百人一首クラブの部長のナリと新人部員のスズが、ひょんなことから、

平安時代にタイムスリップ。

平安の暮らしを体感しながら、歌人たちと出会い、その心の内を知っていきます。


私にとっては難解だった古語も、その歌の背景や心情がわかると、

親しみが湧いてくるものですね。


あっという間に読み切った後、もみじの景色や、歌人のせつない表情が

まぶたに浮かびました。


こうした名残こそが、大事なんだろうなあ。

あらためて、百人一首を知りたくなったりして……。


藤原定家の恋の謎も気になります。

次回作が待ち遠し〜い。





ari sasaki