火のカッパ


『火のカッパ』

うるしばらともよし/作  やまなかももこ/絵 (国土社)1500円+税

hinokappa


ゲンタの家は、浅草の観音様の近くで商売をしている。

ゲンタの世話をしてくれるのは、おばあちゃん。

おばあちゃんの口ぐせは、

「いつも どこかで カッパが、見ているんだからね……」


しだいに戦争の色が濃くなっていくなか、

近くにカッパの気配を感じながら成長していくゲンタ。

そんなある晩、空襲で町が火に包まれ……。



ゲンタはひとりになってから、自分自身をどう支えて生きてきたのでしょう。

カッパのことを、どう思っていたのでしょう。


また、カッパはどんな思いで人間の行いを見ていたのでしょう。

いまを平和と、喜んでいるのでしょうか。


いろいろなことを考えさせられる絵童話です。


katuo,ari sasaki