ばあばは、だいじょうぶ


『ばあばは、だいじょうぶ』

楠章子・作 いしいつとむ・絵 (童心社) 1300円+税

baba


いつでも、つばさの心配ごとや不安を「うんうん」と受けとめて、

「だいじょうぶだよ」って、楽な気持ちにしてくれたばあば。

だけど、ばあばが「わすれてしまうびょうき」になって……。


大好きな人が別人のように変わっていくのを

すぐに受け入れられる人は、そういないでしょう。


見ないようにしてしまうか、

以前のようになってほしくて、できないことを責めてしまうか、

悲しみに暮れてしまうか、

人それぞれに反応は異なると思います。


そして、そうした自分の言動に傷つき、自分を責めてしまうこともあるでしょう。


だけど、そんなこともあるよ。

みんな、そんなもんだよ。

少しずつ変化を受け入れて、相手に寄りそう方法を見つけていけば、

いいんだよ。


と、本書は悩む人をふんわりと包みこんでくれます。


高齢化社会、だれもが家族の介護に向き合う時代です。

目下、とまどい、悩んでいる人にはもちろんのこと、

いずれ直面するすべての人に、読んでもらいたい絵本です。



ari sasaki