11歳のバースデー4 ぼくらのスマイル・リップ


『11歳のバースデー ぼくらのスマイル・リップ』

井上林子・作  イシヤマアズサ・絵 (くもん出版) 1100円+税

11birth4


5年3組3班のメンバー、それぞれを主人公にしたシリーズ。

4冊目の主人公は、ほとんど話をしない冬馬晶。


3班の5人のなかで、一番なぞだらけだった冬馬ですが、

血のつながらない家族と暮らしていることがわかり、

しんみりした気持ちになりました。


でも、血のつながりよりも、強い絆があるんです。


おばさんの映子ちゃんと、おじいさん。

まったくちがうキャラクターだけど、

それぞれの行動で冬馬を愛しているのが伝わってきます。


今回の感動シーンは、冬の夜道。

感情表現がへたな子たちが心をひらく瞬間に、じーん。

うるっときました。


班のメンバーはバラバラの個性の持ち主だから、

衝突したり、反発したりすることもあるけれど、

そうした摩擦があるからこそ、うわべだけじゃない友情に発展するんですね。


じんわり、ほかほか、感動の余韻にひたっています。



ari sasaki